「5~5.5合炊き炊飯器」は、3~4人暮らしのファミリーや、たくさん炊いて冷凍しておきたい1~2人暮らしにおすすめ!
1合はお茶碗2杯分なので、5.5合炊き炊飯器では、一度におよそ11杯分を炊ける計算です。
とはいえ炊飯器は、加熱方式や内釜、炊き分け機能など、家電の中でも比較項目が多いアイテム。
使用頻度が高いだけに慎重になってしまい、「結局どの炊飯器が一番いいの?」と悩んでしまいますよね。
そこで今回は、人気の5~5.5合炊き炊飯器15選をおすすめランキング形式でご紹介します。
象印や日立、三菱、東芝、パナソニック、タイガー、アイリスオーヤマ、バーミキュラといった人気メーカーを中心に、売れ筋モデルを徹底比較。
おいしく炊ける高級機だけでなく、安いのに高機能なコスパ優秀商品、話題の蒸気レスモデルなども登場します!
目次
5~5.5合炊き炊飯器はどんな人におすすめ?
5~5.5合炊きの炊飯器は、3~4人家族や、多めに炊いて冷凍保存しておきたい1~2人暮らしにおすすめ!
農林水産省によると、お米の年間消費量は1人あたり54.4kgだそうです。
この消費量を1日あたりに換算すると、約149g。
つまり1人が1日に消費するお米は、平均で約1合(150g)だと考えられます。
単純計算すると、4人家族で1日4合の消費ペースですから、5~5.5合炊き炊飯器があればほとんどの家庭では、1日に消費するお米を一度の炊飯でまかなえるでしょう。
2人暮らしなら約2.5日分、1人暮らしなら約5日分のお米を一度に炊飯でき、余った分は冷凍保存しておけます。
この計算はあくまで目安ですので、家庭で毎日食べているお米の量や、「食事のたびに都度炊くのか」「まとめて炊いて保存しておくのか」といった生活スタイルと照らし合わせながら考えてみてください。
3合炊きと5~5.5合炊き、どっちがいい?

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「5.5合炊きじゃなくて、3合炊きの炊飯器はどうだろう?」と検討している方も多いのではないでしょうか。
一般的に3合炊き炊飯器は、1~2人暮らしで選ばれることが多いです。
「3合炊きでも足りそうだけど、余裕をもって5.5合炊きを選んでおこうかな?」と思うかもしれませんが、炊飯器は「大は小を兼ねない」家電なので注意。
たとえば5.5合きの炊飯器で、お茶碗2杯分の1合を炊くと、内釜の炊飯空間が大きく余ります。
そのような状態では、お米の一粒ひと粒に熱を均等に伝えることが難しいため、炊きムラが出やすいのです。
少量でもおいしく炊ける「少量炊きモード」を搭載した5.5合き炊飯器もありますが、やはり3合を炊くことが多いなら、内釜のサイズ・空間設計が物理的に合っている「3合炊き」炊飯器がおすすめです。
3合炊き炊飯器のおすすめ商品については、以下の記事を参考にしてください。
【豆知識】「5合炊き」ではなく「5.5合炊き」が多いのはなぜ?

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炊飯器の炊飯容量は、3合・5.5合・1升炊きの3種類が主流です。
「どうして『5合』じゃなく『5.5合』なんだろう…」と疑問に思ったことはありませんか?
「5合炊き」のほうがキリがよさそうなのに、不思議な感じですよね。
これは、お米1合≒180mLで、5.5合だとキリのいい約1Lになるからだそうです。
だから炊飯器のほとんどが「5合炊き」ではなく、「5.5合炊き」のラインナップです。
今回ランクインした商品も、「5合炊き」はバーミキュラの『ライスポット』のみで、ほかはすべて「5.5合炊き」になっています。
5~5.5合炊き炊飯器の選び方
家庭にあった5~5.5合炊き炊飯器を選ぶには、以下の3点を確認しましょう。
- 加熱方式
- 内釜の厚さ・構造
- 炊き分け機能・早炊き時間
おいしいご飯を炊くためには、炊飯中に「高温の沸騰状態をキープできるか」がとても重要です。
この釜内の温度に大きく関わってくるのが、「加熱方式」や「内釜の厚さ・構造」なので、以下でくわしく解説していきます。
炊飯器の加熱方式は、マイコン式・IH式・圧力IH式の3種類
- マイコン式
- IH式
- 圧力IH式
炊飯器の加熱方式は上記の3種類で、それぞれ価格帯や炊き上がりに影響します。
安価な「マイコン式」は、少量炊きの炊飯器向け

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マイコン式は昔からある加熱方式で、なんといっても値段の安さが魅力。
炊飯器の底に設置されているヒーターで、内釜に熱を伝えるシンプルな仕組みです。
内釜そのものが発熱するわけではなく、ヒーターの位置も釜底なので、水かさが増すほど、均等に熱を伝えられないという欠点があります。
そのため、炊飯量が多いと炊きムラが出やすいため、少量炊飯のモデルではメジャーな加熱方式です。
3合炊き以下の小容量モデルに限っていえば、マイコン式でも炊きムラは気になりにくいですが、やはり5合炊き以上のモデルではおすすめできません。
少しでも味を気にするのであれば、次にご紹介するIH式か、圧力IH式から選びましょう。
予算の都合でマイコン式を選択する場合は、底+内蓋の上下にヒーターを搭載しているような、炊きムラを軽減するための工夫を施した商品がおすすめですよ。
炊きムラが出にくい「IH式」は、粒感を生かした味わいが特長

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IH式はマイコン式より値段が上がるものの、炊きムラをおさえられるのが魅力。
コイルで内釜全体を発熱させるため、マイコン式よりも高い火力で均等に熱が伝わります。
炊き分けコースや調理メニューの数も、マイコン式より充実している傾向です。
そのぶん値段は上がりますが、次にご紹介する「圧力IH式」よりは安い商品が多いため、味・機能・価格のバランスがいいモデルを探している人におすすめですよ。
また、圧力IH式と比較して火力が高すぎないため、粒感のある「しゃっきり」とした食感に炊けるのも特長です。
「もちもちとやわらかい食感」よりも、カレー・洋食に合わせるごはんや、すしめしのような「かためで粘りの少ない食感」が好きな方は、圧力IH式ではなくIH式を選んでもいいでしょう。
一般に高級炊飯器というと圧力IH式のイメージですが、『三菱 本炭窯 KAMADO』のように、あえて圧力を使用しないIH式を最上位モデルに採用しているメーカーもあります。
高火力が自慢の「圧力IH式」は、極上の甘みを引き出す

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圧力IH式は、炊飯中の内釜に圧力を加え、100℃以上の高温で炊飯する加熱方式。
なぜ圧力をかけるのかというと、水の沸点を高めて、釜内を高温にするためです。
水の沸点は通常100℃ですが、圧力を強く加えるほど104℃、105℃…と上昇します。
釜内が100℃以上になることにより、以下のようなメリットがあります。
- 米の「α化」という現象が促進され、甘みや旨みが凝縮された味わいになる
- 減圧時に、沸点を超える爆発的な沸騰が起き、米粒が踊って芯までムラなく熱が通る
- 玄米のような硬いお米も、もちもちになる
最上位モデルに採用しているメーカーが多く、IH式以上に、炊き分け機能や炊飯コースも充実している傾向です。
ふっくら&もちもちのお米が好きな人や、硬め・やわらかめといった炊き分けをいろいろ楽しみたい人におすすめです。
ただ先述した三菱のように、粒感を生かすためにあえて圧力を使用しない、IH式の最高級モデルを販売するメーカーもあります。
「予算に余裕があるから」「味にこだわりたいから」とはじめから圧力IH式に絞って探すのではなく、好みの炊き上がりをイメージして比較するのがおすすめですよ。
炊飯器の内釜は「厚さ」と「構造」をチェック
おいしいご飯を炊くためには、炊飯中に「高温の沸騰状態をキープする」ことが重要だとご紹介しました。
この内釜の温度状態は、先ほど解説した「加熱方式」だけでなく、内釜の「厚さ」と「構造」にも大きく影響を受けます。
構造は少し複雑ですが、厚さは簡単に比較できるため、選ぶときの基準にしやすいです。
分厚い内釜がおすすめ

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炊飯器の内釜は、分厚ければ厚いほど温度が下がりにくく、沸騰状態を維持できます。
スキレットや鍋も、分厚くてずっしりしたものほど蓄熱性が高いですよね。
つまり、ふっくらとおいしいお米を炊くには、できるだけ分厚い内釜の炊飯器がおすすめ!
標準的な内釜は2mm前後ですが、高級なモデルでは5mmほどの分厚い内釜もあります。
後述する構造・素材にもよるので、必ずしも「薄い内釜が分厚い内釜に劣る」ということではありませんが、シンプルに選びたい場合は、まず厚さを比較するのがおすすめですよ。
こだわる方は、内釜の構造・素材もチェック

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内釜の構造・素材も、熱伝導性や蓄熱性を左右する要素のひとつです。
大手メーカーの内釜を例に、構造と素材をまとめました。
メーカー | 内釜 | 構造・素材 |
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象印 | 豪炎かまど釜 | 「炎舞炊き」シリーズで採用。厚さは2.2mm。ふちの厚さは10mmと3mmのラインアップがある。発熱効率・蓄熱性が優秀な鉄を、蓄熱性に優れたステンレスで挟み、内側には熱伝導率の高いアルミの層を採用。プラチナコートが、ごはんの甘み成分とうまみ成分を引き出す |
日立 | 大火力 沸騰鉄釡 | 「ふっくら御前」で採用。厚さは2.3mm。外側は発熱性に優れた鉄の層、内側は熱伝導性に優れたアルミの層を採用し、大火力と軽さを実現。表面にはカーボンフッ素コートが施されており、洗米も可能 |
パナソニック | ダイヤモンド銅釜 | 「SR-FD0」シリーズで採用。厚さは1.7mm。ステンレスとアルミを基材に、外側は発熱性が高く熱伝導に優れた銅を採用。内側のダイヤモンドコートが、釜の中に細かい泡を発生させ、一粒ひと粒に熱を伝える |
東芝 | かまど本羽釜 | 「備長炭かまど本羽釜」シリーズで採用。厚さは7mm(釜底)。外側は遠赤効果の高い備長炭入りコート、内側は熱伝導率の高いダイヤモンドを含むチタンコート。内部はステンレス+鉄、アルミの多層構造で、大火力を素早く伝える |
三菱 | 本炭釜 | 「本炭釜」シリーズで採用。厚さは10mm(釜底中央部)。職人が一つひとつ約100日間かけて、純度99.9%の炭素材から削り出した釜。まるごと発熱体になるため、内釜全体が一気に発熱。釜底の凸形状により、泡が昇る激しい熱対流が発生し、お米一粒ひと粒をふっくら炊き上げる |
タイガー | 本土鍋 | 「土鍋圧力IH」シリーズで採用。厚さは5mm(最厚部)。「萬古焼き」の名称で知られる三重県四日市の土鍋と、圧力IH式の加熱方式があいまって、最高温度約280度と、従来比約4倍の遠赤効果を実現。お米一粒ひと粒を、芯からじっくり加熱する |
このように5~5.5合炊きモデルでは、複数の素材を多層構造にしている製品がほとんどです。
つまり、「この内釜はアルミを使っているから、熱伝導がよさそう」「ステンレスだから、蓄熱性・耐久性が高そう」と、ひとつの素材がもつ特性だけを意識しても、炊飯器選びではあまり意味がありません。
「どんな素材を組み合わせて、どんな構造で設計しているのか」というところまで確認するのが大切です。
また同じ素材でも、「内釜の素材なのか、コーティング素材なのか」によって、まるで特性が異なります。
たとえば、三菱の『本炭釜』は本物の「炭」であるのに対し、東芝の『かまど本羽釜』は備長炭入りの「コーティング」です。
構造や素材はメーカーによってさまざまで複雑なので、まずは内釜の厚さを比較して、もっとこだわりたいなら、内釜の構造・素材までチェックするのがおすすめです。
5~5.5合炊き炊飯器の「炊き分け機能」と「早炊き時間」
同じ炊飯器でもいろいろな炊き方が楽しめる「炊き分け機能」と、時間がないときの使い勝手を左右する「早炊き時間」にも注目しましょう。
好みの食感・お米の銘柄に合わせて「炊き分け」ができる

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炊き分け機能とは、好みの食感やお米の銘柄によって、炊き上がりを自動で調整してくれる機能のこと。
「食感炊き分け」機能では、かため~やわらかめなどのかたさと、しゃっきり~もちもちといった粘度を設定できます。
選べる炊き方が豊富な炊飯器ほど、好みの食感に出会える可能性が高いですよ。
また「銘柄炊き分け」機能では、「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」などの銘柄に応じて、ベストな炊き分けをしてくれます。
たとえばパナソニックの『スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX100』では、58種類もの銘柄に合わせた炊き分けが可能!
高級な炊飯器ほど、食感・銘柄の豊富な炊き分けバリエーションを搭載している傾向にあります。
早炊きモードの炊飯時間をチェック

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「予約を忘れた」「冷凍のご飯があると思ったらなかった」など、急いで炊飯したいシーンのために、早炊きモードでの炊飯時間もチェックしておくと安心です。
早炊きモードで炊飯が完了するまでの時間は、「25~45分」程度が一般的で、早い商品では「15~25分」ほどで炊けるモデルもあります。
ちなみに、どうして「約25~45分」のように幅をもたせて記載されているのかというと、炊飯時間は水の量や温度によって変動するから。
ランクイン商品の仕様表に記載している「早炊き時間」は、白米・普通米の場合です。
無洗米は吸水しにくく、高温で焦げたり吹きこぼれたりしやすいため、白米よりもやや長い時間をとって炊飯する機種が多いですよ。
【圧力IH式】5~5.5合炊き炊飯器のおすすめ人気ランキング5選
炊飯器の選び方として、以下の3点を解説してきました。
- 加熱方式
- 内釜の厚さ・構造
- 炊き分け機能・早炊き時間
あわせて、お手入れのしやすさもチェックしておきましょう。
パッキンや蒸気キャップなどが簡単に分解できるものだと、洗いやすく衛生的です。
それでは、まずは圧力IH式炊飯器のおすすめ人気ランキング5選を発表します。
圧力IH式はもちもちした食感が好きな人や、機能が豊富なモデルから選びたい人におすすめです!
第5位|アイリスオーヤマ 米屋の旨み 銘柄炊き圧力IHジャー炊飯器 5.5合 RC-PA50

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メーカー | アイリスオーヤマ |
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本体サイズ | 265×345×232mm |
内釜の厚さ | 3.1mm |
内釜 | 極厚火釜(アルミ / ステンレス) |
食感炊き分け | 5種類 |
銘柄炊き分け | 31種類 |
早炊き時間 | 約15~35分 |
圧力IH式なのに安い!31種類の銘柄炊き分けモード
一般的に高級モデルが多い圧力IH式ながら、値段が安く、機能も充実。
コスパ重視なら非常に魅力的な、アイリスオーヤマの5.5合炊き炊飯器です。
厚さ3.1mmの「極厚火釜」は、蓄熱性の高いステンレスと、高熱伝導性アルミによる複層構造。
1.25気圧をかけ、約105℃の高温状態をキープします。
食感炊き分け機能は「おむすび」「冷凍ご飯」「丼」「カレー」「すし飯」の5種類があり、調理メニューと相性のいいご飯が炊けるほか、「食物繊維モード」でお米の食物繊維をアップさせることも可能!
あきたこまちやコシヒカリなどの有名ブランド米を中心に、31種類の銘柄が炊き分けられます。
温度や水量、火加減をコントロールすることで、銘柄の特長を最大限に引き出した炊飯が可能です。
クチコミでも、コスパが高く評価されています。
「玄米コース」「煮込みコース」などの調理コースも多彩で、低価格で購入できる圧力IH炊飯器を探している方には、とくにおすすめです。
第4位|日立 圧力&スチームIH炊飯ジャー 5.5合炊き ふっくら御膳 RZ-V100DM

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メーカー | 日立 |
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本体サイズ | 248×302×232mm |
内釜の厚さ | 2.3mm |
内釜 | 大火力 沸騰鉄釡(鉄 / アルミ / カーボンフッ素コート) |
食感炊き分け | 3種類 |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約25~35分 |
蒸気が出にくく、炊き上がりは「極上」
日立の「ふっくら御膳」は、お米をおいしく炊くうえで重要な発熱性・伝熱性・蓄熱性のすべてにおいて優秀な炊飯器です。
鉄とアルミの多層構造になっている内釜が、高い発熱性と伝熱性を確保。
底面にリング状のくぼみを作ることで、発熱面積を広げています。
フタとボティには伝熱性の低い素材を使用しており、熱が逃げにくいです。
食感炊き分けは極上しゃっきり・極上ふつう・極上もちもちの3種類があり、いずれも「極上」と名付けられているとおり、驚くほどおいしい炊き上がりです。
また、極上すしめしコースも特長的。
米の粒感を残しつつも、適度な水分と粘りのあるすしめしに仕上がります。
クチコミでは、炊き上がりのおいしさや、保温性能などが評価されています。
炊き分け機能が搭載された機種のなかでも、「しゃっきり」系の炊飯が得意なモデルを探している方におすすめ!
また、炊飯中に蒸気がほとんど出ない「蒸気カット」仕様なので、置き場所に困らないところも優秀です。
第3位|象印 圧力IH炊飯ジャー 5.5合炊き 炎舞炊き NW-LA10

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 象印 |
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本体サイズ | 275×350×235mm |
内釜の厚さ | 2.2mm(ふち厚さ10mm) |
内釜 | 豪炎かまど釜(鉄 / ステンレス / アルミ / プラチナコート) |
食感炊き分け | 5種類 |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約13~21分 |
かまどの火のゆらぎを再現
象印の「炎舞炊き」は、かまどの火のゆらぎを再現した圧力IH炊飯器です。
6つのIHヒーターが搭載されており、このうち対角線上にある2つを同時加熱することで、釜内に激しい対流を起こします。
それによりお米がかき混ぜられ、一粒ひと粒の芯までムラなく熱が伝わります。
内釜の「豪炎かまど釜」は、高い発熱効率と蓄熱性をほこる鉄を、蓄熱性に優れたステンレスと、熱伝導率の高いアルミの層に組み込んだ構造です。
内側には、ご飯の甘味と旨味成分を引き出す「プラチナコート」が施されています。
また、釜のフチが厚く設計されており、炊飯時の熱を逃がさないので、効率のよい加熱が可能です。
食感炊き分けは、しゃっきり~もちもちの5段階。
さらに前回の炊き具合の感想をパネルに入力すると、食感を自動で調整してくれる、「わが家炊き」も搭載されています。
ご飯を「おいしく炊く」工夫が随所にこらされた商品で、クチコミでもおいしく炊き上げられる点が絶賛されています。
ふっくらとしたお米を味わいたい方や、早炊き時間の短いモデルがいい方におすすめです。
第2位|タイガー 5.5合 土鍋圧力IHジャー炊飯器 JPH-G100

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メーカー | タイガー |
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本体サイズ | 261×325×220mm |
内釜の厚さ | 最大5mm |
内釜 | 本土鍋 |
食感炊き分け | 3種類 |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約31~45分 |
おこげも作れる!土鍋で炊いたような味わい
タイガーの「土鍋圧力IHジャー炊飯器」は、高温でお米を炊き上げる「土鍋ご泡火炊き」が特長。
金属鍋よりも高い温度での炊飯が可能な、三重県「四日市萬古焼」の本土鍋を内釜に採用しています。
遠赤効果もはたらき、お米の芯までムラなく火が通りますよ。
また食感炊き分けは、しゃっきり・標準・もっちりの3種類。
クチコミでは、炊き上がりのおいしさのほかに、おこげができる点も高評価されています。
毎日土鍋でご飯を炊くのは大変ですが、この炊飯器なら、土鍋で炊いたような本格的な味が簡単に引き出せます!
土鍋で炊いたような、もっちりしたご飯が好きな方にはとくにおすすめの商品です。
第1位|パナソニック Wおどり炊き スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 5.5合 SR-VSX100

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メーカー | パナソニック |
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本体サイズ | 275×361×234mm |
内釜の厚さ | 2.5mm |
内釜 | ダイヤモンド竈釜(セラミックス / ステンレス / アルミ / ダイヤモンドプレミアムコート) |
食感炊き分け | 13種類 |
銘柄炊き分け | 58種類 |
早炊き時間 | 約24~36分 |
58銘柄を炊き分け!「おどり炊き」搭載の最高峰モデル
圧力IH炊飯器の第1位は、「おどり炊き」でいまだかつてない感動のおいしさに仕上げる、パナソニックの最高峰モデルです。
フタから底まで、釜全体を包み込むように6つのIHが搭載されています。
内釜の「ダイヤモンド竈釜」は、セラミックスやステンレス、アルミなどの多層構造になっており、高い発熱性・蓄熱性・断熱性を実現。
対流の方向変換と、加圧・減圧を繰り返す可変圧力機能で、お米を激しくおどらせながら、大火力で炊飯します。
また北海道から九州まで、58種類もの銘柄炊き分けが可能。
食感炊き分けは「しゃっきり」「かため」「もちもち」「やわらか」からそれぞれ3段階ずつ用意されていて、銀シャリとあわせて計13種類から選択可能です。
クチコミでは、「お米がこんなにおいしいなんて知らなかった!」と、炊き上がりの味わいが大絶賛されています。
とにかくおいしさにこだわりたい方や、銘柄・食感炊き分けが充実した炊飯器を探している方におすすめです。
【IH式】5~5.5合炊き炊飯器のおすすめ人気ランキング5選
続いて、IH式5.5合炊き炊飯器のおすすめ人気ランキング5選を発表していきます。
IH式は圧力IH式に比べて、機能の充実性や炊飯時の火力は劣る傾向にありますが、1万円台前半から購入できます。
おいしさと価格のバランスを重視したい方や、しゃっきり系の炊き上がりが好きな方におすすめです。
第5位|バーミキュラ ライスポット 5合炊き RP23A

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メーカー | バーミキュラ |
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本体サイズ | 259×311×296mm |
内釜の厚さ | 非公開 |
内釜 | 鋳物ホーロー |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 早炊きコースなし |
いろいろな料理を炊飯器で作ってみたいあなたに!
バーミキュラの「ライスポット」は、今回紹介している商品のなかで唯一、5.5合炊きではなく5合炊きかつ、鋳物ホーローの内釜を採用しています。
独自に開発されたポットヒーターが、かまどを包み込む炎のように加熱し、一粒ひと粒をふっくらと炊き上げてくれますよ。
キッチンに映えるおしゃれなデザインにも注目です。
また無水・ロースト・炒め・スチーム調理も可能で、さまざまな料理が楽しめます。
30~90°までの温度設定も可能で、低温調理や発酵もできる優れもの!
高価なのに圧力を使用していない点や、食感・銘柄の炊き分け機能がないことから、第5位という結果になりました。
とはいえ「お米を炊く」だけに留まらず、いろいろな料理が作れるのは魅力です。
クチコミでも、幅広い料理が作れて楽しいと好評。
炊飯器ひとつで、いろいろな料理を作ってみたい方におすすめの5合炊き炊飯器です。
第4位|日立 炊飯器 5.5合 RZ-BC10M

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 日立 |
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本体サイズ | 197×254×352mm |
内釜の厚さ | 1.5mm(最厚部) |
内釜 | 取っ手付き磨き釜(ステンレス / アルミ / カーボンフッ素加工) |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約27~45分 |
煮込み料理もできるエントリーモデル
日立が販売する、IH式のシンプルなエントリーモデルです。
シンプルといっても、早炊き・炊き込み・おかゆなどのコースが搭載されていて、煮込み調理もできます。
食感や銘柄の炊き分け機能はありませんが、浸水時間を長めに取ってじっくり蒸らす「極上炊き」では、ふっくらと甘みのあるおいしいご飯が味わえます。
内釜の表面は、傷つきにくいカーボンフッ素加工済みです。
また、釜に取っ手がついており、本体から出し入れしやすいですよ。
クチコミでは、コスパに優れていると評価されています。
シンプルで使いやすい、大手メーカーのIH式炊飯器を探している方におすすめです。
第3位|東芝 IHジャー炊飯器 5.5合炊き RC-10RM

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 東芝 |
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本体サイズ | 292×383×258mm |
内釜の厚さ | 5mm(釜底) |
内釜 | 鍛造釜(銅コート / ステンレス / アルミ / ダイヤモンドチタンコート) |
食感炊き分け | 3種類 |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約23~30分 |
パンや温泉卵も!かまどで炊いたような味
かまどのような熱対流でふっくら炊き上げる、東芝のIH炊飯器です。
内釜の素材はステンレスとアルミで、外面に銅コート、内面にダイヤモンドチタンコートを施しています。
このコーティングによって熱伝導率がアップしており、ステンレスの高い発熱効率とあわせて熱をしっかりとお米に伝えます。
波状になっている釜底は5mmと厚く、山の部分に熱が集中することで沸騰力が向上する「釜底WAVE」仕様です。
食感炊き分けはしゃっきり・もちもちのほかに、かまどで炊いたようなふっくらとした仕上がりになる、「本かまどコース」を搭載しています。
パン・ケーキ、温泉卵も作れますよ。
麦ご飯や雑穀米などの専用モードもあり、あると便利なコースがひと通り揃ったIH炊飯器を探している人へおすすめです。
第2位|三菱電機 蒸気レスIH炊飯器 備長炭炭炊釜 5.5合 NJ-XS108J

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 三菱電機 |
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本体サイズ | 253×342×225mm |
内釜の厚さ | 3.5mm |
内釜 | 備長炭 炭炊釜(備長炭コート / ステンレス / アルミ / アルミ合金 / チタンハードコート) |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約28~32分 |
蒸気が出ない炊飯器
ピンクに近いベージュ色がどことなくレトロな、三菱電機の「蒸気レスIH炊飯器」です。
かまどを参考にした「蒸気密封かまど構造」を採用しており、商品名通り蒸気を出さずに炊飯します。
内釜はアルミニウム合金とアルミニウムを交互に重ね、さらにステンレスを加えた5層構造です。
2層の備長炭コートによる遠赤効果で、お米の芯までふっくらと炊き上げてくれます。
かまどのような強火で連続沸騰させ、お米の旨味をしっかりと閉じ込めます。
さらに、超音波振動で吸水を促す「可変超音波吸水」がお米のうまみを引き出し、冷めてもおいしいご飯が炊けることも魅力。
クチコミでは、蒸気レス構造のほか、炊飯中にニオイがしない点も評価されています。
冷めたご飯もおいしく食べたい方や、蒸気レス炊飯器を探している方におすすめです。
また三菱は、お米の粒感を生かすために、あえて圧力を使用しない炊飯が特長的。
本物の「炭」から職人が削り出した内釜を使った、最上位モデルの「本炭釜 KAMADO」も必見です。
第1位|パナソニック 5.5合 IHジャー炊飯器 SR-FE109

出典:Amazon.co.jp
メーカー | パナソニック |
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本体サイズ | 257×323×200mm |
内釜の厚さ | 1.5mm |
内釜 | 備長炭釜(ステンレス / アルミ / 備長炭コート) |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約29~38分 |
2段IHと備長炭釜で高温炊飯を実現
IH炊飯器の第1位は、パナソニックのすっきりコンパクトな5.5合炊きモデルです。
厚さ1.5mmの備長炭コート内釜が、高い遠赤外線効果を発揮します。
底部と釜の周囲に2つのIH、さらにはフタとフチ下の側面にもヒーターを取り付けています。
そのため高火力で、お米の芯までしっかり熱が伝わり、ムラのない均一な炊飯が可能!
食感・銘柄炊き分け機能は搭載されていませんが、炊き込み・おかゆ・雑穀米などのメニューがあります。
加えて、省エネなエコ炊飯や、少量でもおいしく炊けるメニューなど、実用性の高い機能が搭載されていますよ。
クチコミでは、炊き上がりのおいしさやコスパを称賛する声が目立ちました。
銘柄・炊き分け機能が必要なく、手ごろな価格でおいしく炊ける炊飯器をお探しの方におすすめです。
【マイコン式】5~5.5合炊き炊飯器のおすすめ人気ランキング5選
最後に、マイコン式5.5合炊き炊飯器のおすすめ人気ランキング5選を発表していきます。
マイコン式の魅力は、とにかく低価格なことで、「味にこだわりはないから、安い&シンプルな炊飯器が欲しい!」という人にぴったりです。
IH式や圧力IH式と違って、内釜はシンプルな設計が多いので、どんな構造・素材が採用されているかよりも、単純に厚さを比較して選ぶのがおすすめです。
第5位|山善 炊飯器 5.5合 マイコン炊飯ジャー YJD-M550

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 山善 |
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本体サイズ | 273×368×219mm |
内釜の厚さ | 1.7mm |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約35~55分 |
シンプルで扱いやすい炊飯器
山善が販売する、リーズナブルなマイコン炊飯器です。
玄米・炊き込みご飯・無洗米・おかゆ等、9種類の炊飯メニューを搭載。
内釜にはこれといった特長がなく、食感・銘柄炊き分け機能もありませんが、低価格ながら基本的な機能をおさえたモデルです。
早炊きモードや、省エネ、タイマーなどの機能も搭載しています。
また釜や蒸気キャップなどは分解して洗えるので、お手入れもしやすいです。
クチコミでは、10分単位で細かく設定できるタイマー機能の便利さや、コスパなどが評価されています。
「シンプルで安い炊飯器が欲しい」「低価格でも、玄米や炊き込みのメニューは必要」という方におすすめです。
第4位|シャープ ジャー炊飯器 5.5合 KS-S10J

出典:Amazon.co.jp
メーカー | シャープ |
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本体サイズ | 240×338×204mm |
内釜の厚さ | 2mm |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約31~46分 |
8種類のメニューを搭載した低価格モデル
シャープの5.5合炊き炊飯器「KS-S10J」は、玄米や雑穀米などのメニューを8種類搭載。
食感・銘柄炊き分け機能はありませんが、早炊き炊飯や1〜12時間までのタイマー予約が可能な、低価格モデルです。
お米の芯まで熱を伝える「黒厚釜」で、ふっくらと炊き上げます。
耐久性が高いWコーティング済みなので、釜内での洗米が可能です。
また水位が見やすいように工夫された「くっきり水位目盛」で、微妙な水量の調整もストレスなく行えます。
クチコミでは、「耐久性や炊き上がりが値段なり」との意見もありますが、コスパは評価されています。
低価格で使いやすい炊飯器を探している方におすすめです。
第3位|タイガー 5.5合炊き マイコン炊飯ジャー 炊きたて JBH-G101

出典:Amazon.co.jp
メーカー | タイガー |
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本体サイズ | 252×349×215mm |
内釜の厚さ | 1.7mm |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約23~45分 |
煮込み料理が作れる!
タイガーの「炊きたて JBH-G101」は、Amazonで900件以上の評価を獲得(2020年10月時点)しており、クチコミでも人気の商品です。
高い遠赤効果がある厚さ1.7mmの「黒遠赤厚釜」により、まんべんなく熱が広がるので、ムラをおさえた炊き上がりです。
食感・銘柄炊き分け機能はありませんが、ビーフシチューをはじめとした煮込み料理が作れる「調理メニュー」を搭載。
専用鍋がなくても、火加減の難しい本格調理が簡単に行えます。
電気代をおさえるエコ炊き等のメニューもありますよ。
クチコミでは、「お米を炊くだけではなく、さまざまな調理ができる」と高評価されています。
「炊飯器で作る料理にチャレンジしてみたい」「いろいろ作れて、値段は安いものがいい」という方におすすめです。
第2位|象印 炊飯器 5.5合 マイコン式 極め炊き NL-DA10

出典:Amazon.co.jp
メーカー | 象印 |
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本体サイズ | 265×370×215mm |
内釜の厚さ | 2.5mm |
食感炊き分け | 3種類 |
銘柄炊き分け | ✕ |
早炊き時間 | 約29~40分 |
食感炊き分け機能あり!ムラをおさえるダブルセンサー搭載
象印の「極め炊き NL-DA10」は、蓄熱性に優れた2.5mm厚の「黒厚釜」を採用した炊飯器。
蒸気口が大きめに作られているため、吹きこぼれにくく、高い火力を維持しておいしく炊けます。
フタと底部には、火加減を検知して温度を調整してくれる「ダブルセンサー」が搭載されており、炊きムラが少ないのも魅力です。
マイコン式の炊飯器は食感炊き分け機能がないモデルも多いなか、ふつう・やわらかめ・かための炊き分けが可能。
ほかにも無洗米・炊き込み・すしめし・おかゆなど、豊富な炊飯メニューが用意されています。
クチコミでは、シンプルでおいしく炊ける点が高評価されています。
値段も安く、食感の炊き分けができる5.5合炊きマイコン炊飯器をお探しの方におすすめです。
第1位|アイリスオーヤマ 米屋の旨み 銘柄炊き ジャー炊飯器 5.5合 RC-MC50

出典:Amazon.co.jp
メーカー | アイリスオーヤマ |
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本体サイズ | 260×312×225mm |
内釜の厚さ | 3.1mm |
食感炊き分け | ✕ |
銘柄炊き分け | 31種類 |
早炊き時間 | 約26~42分 |
安いのに機能充実!31種類の銘柄を炊き分け
5.5合炊きマイコン炊飯器の第1位は、アイリスオーヤマの「米屋の旨み RC-MC50」。
安いのに機能が充実していて、Amazonでも大人気の商品です。
もっとも手ごろな価格帯のマイコン式でありながら、こしひかりやあきたこまち、ササニシキなど、31種類の銘柄炊き分けが可能!
火力や蒸らし時間などを自動調整し、銘柄ごとの特長を最大限に活かします。
熱を逃がしにくい3.1mmの極厚火釜と、フタ・底部に搭載された2台のヒーターで一気に炊き上げるため、ふっくらとムラをおさえた炊き上がりも魅力です。
クチコミでは、とくにコスパが高く評価されています。
低価格なマイコン炊飯器のなかでも、銘柄炊き分け機能つきのモデルを探している方におすすめです。
まとめ
今回は、5~5.5合炊き炊飯器のおすすめ15選を、加熱方式別にランキング形式でご紹介しました。
おいしく炊ける炊飯器が欲しいなら、高温の沸騰状態が続くようなモデルを選びましょう!
その決め手となる内釜の温度は、加熱方式や内釜の厚さ・素材・構造が影響します。
おいしく炊ける機能豊富な炊飯器というのは、圧力IH式が多く、どうしても値段が高くなりがち。
予算や好みの炊き上がりに応じて、よりリーズナブルなIH式・マイコン式も検討してみてください。
1万円未満の炊飯器でも、煮込み料理が作れたり銘柄炊き分けができたりと、コスパのいい商品はありますよ。
便利な最新の炊飯器で、おいしくお米をいただきましょう!