遅延なしで高音質!ゼンハイザー初の完全ワイヤレスイヤホン『MOMENTUM True Wireless』を徹底レビュー

ドイツの音響機器メーカー『SENNHEISER(ゼンハイザー)』から、メーカー初となる完全ワイヤレスイヤホン『MOMENTUM True Wireless』が2018年12月20日に発売されました。
購入から1ヶ月以上使用したうえで、実際の使用感や音質・機能性などをレビューしていきます。

35,000円前後となかなか強気の価格設定ですが、プロ御用達のメーカーなだけあって、完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほどハイクオリティな音質です。

商品パッケージと付属品

パッケージ

本体

付属品

付属品は以下の3点。
  1. クイックガイド・安全に関する注意事項
  2. イヤーピース(XS,S,M)
  3. USBチャージングケーブル(Type-C)

Lサイズのイヤーピースは、デフォルトでイヤホンに取り付けられています。
ちなみに、付属のクイックガイドは日本語が少なすぎてほぼガイドになっていないので、ゼンハイザー公式から日本語の取説をダウンロードすることをおすすめします。笑

MOMENTUM True Wireless|取扱説明書(日本語)

おすすめポイント|充電ケーブルがUSB Type-C


『MOMENTUM True Wireless』では、充電ポートにUSB Type-Cを採用しています。
最近のノートパソコンやスマホ、ポケットWi-FiなどでもType-Cを採用している機種は増えているため、ケーブルがかさばらない(増えない)ことは大きなメリット!

ちなみに、『MOMENTUM True Wireless』を購入する前は『Beatsx』を使っていました。
『Beatsx』を購入することにした決め手の一つが、Lightningケーブルで充電できること。
iPhoneユーザーの自分にとっては、持ち運ぶケーブルを一つ減らせることは魅力的でした。(1年ちょっとで壊れてしまいましたが…)

それでいえば、今回もLightningケーブルで充電できる完全ワイヤレスイヤホンが良かったんですが、現状は『AirPods』のみ。
インナーイヤー型のイヤホンが好きじゃないのと、うどんスタイルが嫌だったので候補からは除外。

今使っているポケットWi-FiやノートPCの充電ケーブルがUSB Type-Cであることからも、USB Type-Cで充電できる『MOMENTUM True Wireless』には魅力を感じました。

ケースのデザインとサイズ感

けっこうコンパクトで、手に馴染むサイズ感です。
ファブリックなデザインも個人的には好きです。(汚れが目立ちそうな気もしますが…)

ちなみに、イヤホン単体で4時間の連続再生が可能で、ケース充電もあわせれば計12時間の再生が可能です。
一日12時間も使うことはないので、今のところ充電を使い果たしたことはありません。

イヤホン本体のデザイン。気になる音質は…?


うどんスタイルは個人的に論外ですが、かといってSONYやBOSEの完全ワイヤレスイヤホンもいまいちデザインが好きじゃありませんでした。
対して、『MOMENTUM True Wireless』のメタリックで高級感のあるデザインはけっこう気に入っています。

おすすめポイント|「Bluetooth Ver.5.0対応」だから音の遅延が少ない

完全ワイヤレスイヤホンで最も気になるポイントとも言えるのが、「音飛び」や「音の遅延」です。
Netflixなどで映画を見ていて、大事なシーンで音が飛んだり、口の動きとセリフがずれてる…なんて堪まったもんじゃありません。(ただ音楽を聴くだけならあまり気にならないかも知れませんが…)

『MOMENTUM True Wireless』では、Bluetooth Ver.5.0に対応しているので、「音飛び」や「音の遅延」が大幅に軽減されています。
すでに1ヶ月以上使ってますが、いまだに音が飛ぶことも遅延することもありません。

ちなみにVer5.0は、Ver4.2と比べて通信速度は2倍、通信範囲は4倍も向上していて、遅延も改善されている最新バージョンです。

接続する端末同士のバージョンが違っても問題なく使えますが、低いバージョンにあわせて接続されるので注意。
たとえば、イヤホンがVer5.0に対応していても、スマホがVer4.2であればVer4.2で接続されてしまいます。

iPhone 8以降であればBluetooth Ver.5.0に対応しています。

おすすめポイント|高音質コーデック「AAC/aptX/aptX LL」に対応!

Bluetooth接続の場合、音声データを圧縮してイヤホンに送る必要があるんですが、その変換方式のことを「コーデック」といいます。
「SBC」を標準コーデックとして、「AAC」「aptX」「aptX LL」などの上位コーデックがあります。
iPhoneで採用されている高音質コーデックが「AAC」、Androidで採用されている高音質コーデックが「aptX」、aptXよりもさらに上位版のコーデックが「aptX LL」です。

さっきのBluetoothのバージョンに関する話と似てますが、コーデックに関しても端末同士が同じコーデックに対応していないと意味がないので注意。
たとえば、iPhoneユーザーが「aptX/aptX LL対応」のイヤホンを選んだとしても、「SBC」で接続されちゃうので宝の持ち腐れ状態になります。

ただ、『MOMENTUM True Wireless』はどっちにも対応しているので、スマホ端末を問わず高音質再生が可能!
今はiPhoneXを使ってますが、次はGalaxyにしようかと考えていたとこなので、どっちにも対応しているのは嬉しいポイントです。

おすすめポイント|再生周波数帯域「5Hz〜21kHz」で低音に強い

再生周波数帯域というのは、「低い音と高い音がここまで出る」というのを表す数値です。
たとえば「20Hz〜20kHz」のイヤホンであれば、低音が20Hzまで、高音が20kHzまで出る、ということ。

高音が20kHz前後のイヤホンはざらですが、低音が5Hzまで出るイヤホンはまあまあ珍しいです。
実際に使用した感じでも、数値どおり低音は強いですね。
『BeatsX』もそこそこ低音強めでしたが、それよりもさらに強いように感じます。

使い始めてすぐは高音が少し割れたりもしましたが、1週間くらいふつうに音楽聴いてエージングしたら全く問題なくなりました。
エージングっていうのは、簡単に言うとイヤホンの振動板を慣らす作業みたいなもの。
どんな高級イヤホンでも出荷時は振動板が凝り固まっているので、音楽を鳴らしてやわらかくするようなイメージ。
「なんか使ってるうちに音が良くなった気がする」なんてことありません?
それは、振動板が慣れてきて低音から高音まで鳴らせるようになってきたからです。

ちなみに、エージング専用の音源もYouTubeとかにあるので、それを流しておけば10時間くらいである程度エージングは完了します。
自分はめんどくさかったので、1週間くらいふつうに音楽かけて慣らしましたが…。

付属のイヤーピースは残念…

ここまでだいぶ褒めちぎってきましたが、付属しているイヤーピースは残念としか言いようがありません。
どう考えても音のクオリティを下げています…

しっかりとフィットするイヤーピースでないと、どれだけ性能の高い部品を使っているイヤホンでも低音と高音が抜けてしまいます。
『MOMENTUM True Wireless』に付属のイヤホンは、スカスカしているような感じで全くフィットしませんでした。

Comply Tsx-200

そこで、Comply(コンプライ)製のイヤーピース『Tsx-200』に変更!
変えてビックリ!音が生まれ変わりました!笑
イヤホン本来のスペックどおりに、低音も高音もしっかりと聞こえてくるようになりました。

このComply製イヤーピースは、オーディオ好きの間ではけっこう有名なアイテムで、イヤーピースを交換したいならコレ一択といってもいいくらいです。
「イヤーピース変えるだけでそんなに変わるの?」と疑わしいかもしれませんが、ぜんぜん違います。ほんとに。
安いイヤホン使ってる人でも、イヤーピース変えるだけでかなり音質良くなりますよ。

この『Tsx-200』は6ピース(3セット)で2,000円前後なので、1セット700円弱でイヤホンの音質が良くなると考えると、コスパはいいんじゃないですかね?
スポンジ製のイヤーピースなんですが、たまにハズレ(固いの)が混ざってるので注意。笑
やらかいスポンジ製イヤーピースだからこそフィットするものです。

Comply Tsx-200装着後

ちなみに、イヤーピースを『Tsx-200』に変えても問題なくケースは閉まって充電されるのでご安心を。

機能面もかなり充実していて文句なし

最後に、『MOMENTUM True Wireless』の機能面についてレビューしておきます。
実際に使ってみて、便利な機能はざっと以下の5つです。

  1. 耳から外すと一時停止、装着すると再生(スマートポーズ機能)
  2. タッチコントロール
  3. 外音取り込み(トランスパレントヒアリング)
  4. ハンズフリー通話
  5. 専用アプリでイコライザーの調整ができる
イヤホン側面(シルバーの部分)がタッチセンサーになっていて、音量調整や曲の早送り・巻き戻し・一時停止、電話を受ける・終了する、外音取り込みなどの操作ができます。

音量アップ右をタッチしたままキープ
音量ダウン左をタッチしたままキープ
一時停止左を1回タップ
早送り左を2回タップ
巻き戻し左を3回タップ
一時停止左を1回タップ
電話を受ける右を1回タップ
電話を終了する右を1回タップ
外音取り込み右を2回タップ

完全ワイヤレスイヤホンだと外音取り込み機能がついている機種が多いですが、これはレジで会計をするときや、ちょっと会話するときとかにすごく便利だからです。
左右が繋がっているイヤホンであれば、片方だけ外してそのままぶら下げとけばいいんですが、左右分離の完全ワイヤレスだとそれができないんです。
だからこそ、右を2回タップするだけで外音が取り込める機能はかなり重宝します。

ちなみに、右を1回タップでSiriなどの音声アシスタントを起動できるんですが、外音取り込みで2回タップするときに1回目でSiriが起動されて迷惑なので、専用アプリ『Smart Control』でこの機能はオフにしています。
アプリでいろいろカスタマイズできるのも大きな魅力です。(イコライザーの調整も可能)

どっちを何回タップするのか慣れるのに1,2週間ほどかかりましたが、物理ボタンじゃないからこそのおしゃれさがあるので許せます。

『MOMENTUM True Wireless』の総評

音質
(4.5)
機能性
(4.5)
装着感
(4.0)
デザイン性
(5.0)
総合評価
(4.5)
※イヤーピースを『Tsx-200』に変えれば、音質・装着感は★5です。(完全ワイヤレスイヤホンで比べたときの評価)

Information

  • メーカー:SENNHEISER(ゼンハイザー)
  • 商品名:MOMENTUM True Wireless
  • 購入価格:35,027円
  • 購入日:2019年01月30日
  • 購入場所:Amazon

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